• 日本ピストンリング株式会社勤務
• 大学院工学研究科2017年終了

大学に入学した当初から卒業後は、製品の開発・設計業務の仕事に就きたいと考えていました。そのため授業で学ぶだけではなく設計に関する資格も取得したいと思い、在学中にCAD利用技術者1級の資格を取得しました。日本ピストンリング株式会社に入社した現在は、自動車の非エンジン部品や産業機械などで試作品の設計から量産になるまでの立ち上げを担当しています。

製品技術業務は、製品形状等を決めるため直接客先と技術折衝を行い、その後、製造課に製造条件の指示を出して、最終的には客先に製品を納品するまでが仕事です。このように試作品に最初から最後まで一貫して携われることができ、私はそこに責任感とやりがいを感じています。

学生の皆さんに伝えたいことは、若いうちはたくさんの経験を積んで欲しいということです。そのためには失敗を恐れずに挑戦し続けることが必要です。これは入社してからも大切なことだと思いますのでぜひ実践して下さい。

• 新日鐵住金株式会社勤務
• 2013年卒

大学生活を楽しく過ごすこと

私が大学生になって一番幸せだと感じたことは、「自分の好きなことを、精一杯できた」ということです。もともと工業に興味があったので、この学部で工業の基礎をしっかり勉強できました。加えて、大学の資格講座を利用して、日々の勉強や私自身の興味を資格獲得に繋げる事もできました。また、インターンシップでは設計、製造を一貫して行う工場にお世話になりました。その時の経験から、設計者を目指すようになり、私の就職活動の目標とやる気に結び付きました。

こういった活動や経験が、その後の就職活動に繋がりました。繋がった、というのはインターンシップ体験や、資格取得、理系の知識（講義で勉強するレベル）を問う専門知識の対策になったという意味も含みますが、もっと大切なことは、工学部での勉強、活動が就職にそのまま活かせるという意味です。工学部を含む理系の知識は、そのまま就職に繋がることが多いです。そして、さらに自分の趣味が合わさると、勉強や就職活動のモチベーションにもなりますし、それらをその先の自分の興味関心を追求すると思って頑張ってみてください。

就職活動を始めるにあたって、まず企業選びの基準を定めました。私の企業選びの基準は、「1．工業に広く関わる仕事に就く」「2．企業の規模は小さくても、誰にも負けない強みを持つ企業を見つける」の2つで、これを満たす企業であればえり好みをせず、いろいろと調べて回りました。おかげでいろいろな面白い企業を知ることができたので、企業研究自体がとても勉強になり楽しかったです。選考試験も面接官とのやり取りの中で、自分がどんな人間で、この会社の今後についてどう思い、自分は何をやっていきたいかを、わかりやすく、完結に表現するかに悩みました。
最初は非常に緊張し、うまく表現できませんでしたが、慣れると奥深くて楽しかったです。

• 山九株式会社勤務
• 2008年卒

入学当初は、卒業後どんな仕事をしたいかイメージできていませんでしたが、在学中に機械製図や材料力学を学んでいくうちに、自分で機械を設計してみたいと思うようになりました。そこで、機械設計技術者3九1級に挑戦して取得しました。

山九株式会社に入社して、現在は技術・開発部で自社開発製品の設計を担当しています。自分が開発した製品を使って、お客様の工場建設や、製品を運ぶ物流に携わることで、日本のものづくりを影で支えていることにやりがいを感じています。

学生の皆さんには、失敗を恐れずチャレンジし続ける気持ちを持ってほしいです。失敗しても、そこから学び自分を成長させる糧にして下さい！

「必ず、カタチにしてみせる。」Knock T Seek! U can do it!

• 福岡県工業技術センター機械電子研究所勤務
• 2003年大学院修士課程機械工学専攻修了

大学生の時は、電解気泡ポンプの揚水特性に関する研究をしていました。機械電子研究所に入所して、現在は県内ものづくり中小企業様への技術的な支援の仕事に邁進しています。

地方公務員として地域に根付いた幅広い企業様のものづくりに貢献できる環境にとてもやりがいを感じています。

学生の皆さんには色々なことにチャレンジして、一つでも多くの成功体験や失敗体験を積んで頂きたいと思います。

学生から社会人になるときの環境の変化は、人生の中でも大きな変化の一つです。その様な中で学生時代に積んだ経験は大きな財産となります。
がんばってください。

Spread your wings!