電気工学科DEPARTMENT OF ELECTRICAL ENGINEERING

学科概要

電気工学科の紹介

電気・電子・情報通信工学に関連する技術は、あらゆる産業分野において基幹技術としての位置を確立している。
本学科では、現代社会のさまざまなニーズに対応し、21世紀の生活を創造できる電気・電子・情報通信技術者の育成をめざし、幅広い分野での応用力、および実践力が身につく系統的な教育をタムリーに展開していく。
具体的には、電気・電子・情報通信工学を広く学び、電力/通信/交通システムなどのインフラ・電機業界で活躍できる人材育成をめざす。

4年間の学びの流れ

1年次

  • 入学後のオリエンテーション

 4月の入学式後から授業開始前までに新入生は様々なガイダンスを受けます。例えば、大学は自分の将来を考え授業を選択し、自分で時間割表を作成することができます。しかし、無事に卒業するためには履修規程をよく理解して卒業に必要な124単位を取得する必要があります。履修規程について、1年生は教務ガイダンスの時間で教務課の職員より詳しい説明を受けます。

 学科教育オリエンテーションでは、学科の教務委員の先生から1、2年生の履修に関する注意や3年生からのコース別け、4年生の卒業研究着手要件、その他に、認定資格や国家資格取得支援などについて説明します。

 電気工学科の教職員と1年生との顔合わせは、学科懇談会で行います。学科懇談会では、電気工学科の教職員の紹介、学科主任の挨拶、教務委員からの時間割作成の説明、就職担当者からの話、学生部委員からの有意義な大学生活を過ごすコツ、基礎サポートセンター委員からの数学と物理の学習サポートについての説明などを行います。また、本学では、数名の学生グループを1名の教員がクラス担任となり就学指導を行います。学科懇談会の後半では、クラスごとに、時間割作成と履修登録の指導を行い、次週から始まる授業に備えています。

  • 大学スタディスキル

 大学スタディスキルでは、大学生活に早く慣れるためのグループワークやクラス担任との面談、SDGsを理解するためのカードゲーム、図書館やキャリー支援センターなどによるガイダンスを多数実施しています。

 理工学部には情報科学科、機械工学科、電気工学科があります。3学科の学びの内容は、社会で必要不可欠なものであり、かつ、それら単独の学びでは無く、複合的な知識や経験、スキルを有したエンジニアが求められています。そのため、理工学部では、他学科の学びについても、どの様な行っているのか知ってもらう機会として大学スタディスキル内で理工学総合教育を設けています。本学には芸術学部があり、商品開発等においては、デザイン思考やプロダクトデザインの考え方は非常に重要となります。そのため、芸術に詳しい北島学長による特別講演も行いました。

 グループワークで、電気工事を体験する実習にもチャレンジします。実際に、電気工事で使用する工具や電線、器具を使って課題を作製する内容です。皆さん、なれない工具を使いながら楽しく作業を進めて、接続後、電気が点いたときは喜んでいました。本学科では、2年生の実習科目である電気工事実習において、国家資格である第一種・第二種電気工事士の資格取得支援を行っています。

 理工学系の技術者や研究者になりたい方は特に大学院まだ進学して学ぶことが重要です。そのため、1年生から大学院についての説明を行っています。大学院への進学の他に学部を卒業して就職する道もあります。そのため、キャリー支援センターの職員による、就活に備えた説明を行っています。

  • 電気工学導入演習

 はんだ付けの練習や電子回路の作製にチャレンジしています。電気電子回路を学ぶ上で、実際に、抵抗やコンデンサ、LED、トランジスタなどの電子部品をはんだ付けで配線して電子回路を組み立ててみる経験は重要です。その様な体験から電子回路に興味関心を持って電子工作などを楽しんでみましょう。授業では、はんだ付けの経験がない学生でも、先生方が一人一人、きれいなはんだ付けができるテクニックを教えています。LEDマブチバイブレータ回路や直流電力計を作製します。自分で作製した直流電力計を用いたプチ学生実験を通じで、テスターや直流電源などの実験機器の使い方、測定結果のまとめ方、グラフの書き方、結果についての考察などを学びます。

 本学は、令和3年度に持続可能な開発目標(SDGs)に関する「学長宣言」を制定しました。その取り組みの一つとして、CO2排出量の削減に効果の高い太陽光発電設備の導入に向けてキャンパス内4つの校舎屋上に太陽光パネル1,306枚を設置する工事を行いました。授業の一環として太陽光発電設備の見学を行いました。学生はまず、本学施設課職員から太陽光発電設備導入の背景や、CO2排出量削減の目標値、太陽光発電の仕組みなどの説明を受け、その後、1号館の屋上で太陽光パネルの設置現場を見学。そこで株式会社九電工の技術者から、より詳しい設置工程の説明を受けました。

 学外の講師の先生をお招きして、半導体産業や電気電子通信工学を学ぶ必要性についての講演会を実施しています。

 1年生では、その他の専門科目として、資源エネルギー概論や電気回路Ⅰ、電気数学、プログラミング入門などを学びます。さらに、英語や基礎教育科目も履修します。特に、電気回路Ⅰや電気数学は、2年生以降の専門科目の基礎となるためしっかりとした学習指導が行われています。

2年次

  • 電気工事実習

 皆さんが安全安心に電気を使った生活が送れるのは、電気工事士の方々が正しい電気配線などの施工を行っているからです。電気工事が適当に行われていると、何が起きるでしょうか?最悪の場合、洗濯機を使用している時に漏電で感電して死んでしまうかもしれません。また、お家が火事になるかもしれません。つまり、電気工事は、人の命を奪いかねないのです。ゆえに、自動車と同じように、国家資格である第一種・第二種電気工事士でなければ、電気工事を行ってはいけない仕組みが作られています。

 電気工学科では、電力インフラ基盤を支える電気工事について、在学中に国家資格である第一種・第二種電気工事士の資格を取得できるように支援を長きにわたり実施しています。電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験にわかれています。筆記試験対策では、過去問題集を中心に教えて、オリジナルの模擬問題集を何度も解き覚えることで必要な知識や計算手法が定着します。技能試験対策では、学生の費用負担を軽減するために、一人一つの工具セットを配布し練習を行います。また、練習で使用する配線や器具などもすべて自由に使用できる環境を整えています。専任の教員に加えて、技能員や資格を取得している学生によるアドバイスを行っている。実習は、平日だけでなく、土曜日など授業外でもサポートを行います。毎年、20名を超える学生が電気工事士の資格を取得することができています。資格を取得できると、本学のキャリー支援センターからキャリア奨励金を頂くこともできます。将来、電気工事関係の職業に就きたいと考えている方は、担当の貞方先生を訪ねてください。

3年次

4年次

大学院

国家資格取得支援

  • 電気主任技術者(要実務経験)
  • 第一級陸上特殊無線技士(長期型養成課程)
  • 電気通信主任技術者(試験科目一部免除)
  • 工事担任者(試験科目一部免除)
  • 電気工事士(筆記試験免除/第二種)
  • 高等学校教諭一種免許状(工業)

受験合格もサポート

3つのポリシー

入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

環境と技術の調和、社会的要請及び責任を重んじ、クリーンエネルギー、燃料電池、電気モーター、パワーエレクトロニクス、超伝導などの電気エネルギーに関心を持つ人、又は、通信ネットワーク、情報処理、ワンセグ、半導体デバイスなどの通信システムに関心を持つ人を積極的に受け入れる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

技術者倫理を身につける「技術者キャリア形成」、数学、物理などの「工学基礎」、電気回路、電磁気などの「専門基礎」を学んだ後、電気エネルギー又は通信システムをコース選択し「専門」を深く学ばせる。同時に演習で資格取得をサポートし、また、KSUプロジェクト型教育、実験や卒業研究で実践力を修得させる。

学位の授与方針(ディプロマ・ポリシー)

電気回路・電磁気に関する専門基礎の理解の上に、電力と情報通信に関連したエネルギー及びシステムに関する高度な専門知識と技術を学び、これらを実務に適用し得る能力を身につけた者、並びに、論理的に説明・討論するコミュニケーション能力と技術者倫理を身につけた者に学位を授与する。

学科の沿革

1960年 九州商科大学商学部商学科の単科大学として開学
1963年 九州産業大学に改称とともに工学部・電気工学科(現 電気情報工学科)が機械工学科、工業化学科とともに発足
1969年 電力工学課程(後の電気コース)、電子工学課程(後の電子コース)を設置
1992年 情報コースを新規に設置し、電気、電子、情報の3コース制となる
2007年 電気、電子、情報の3コース制から電気電子系、情報通信系の2コース制に変更。電気情報工学総合コース(JABEE 対応)設置。
2013年 電気電子系、情報通信系から電気エネルギー系、通信システム系に変更。無線従事者の長期型養成課程設置。
2017年 理工学部電気工学科に改組。電気エネルギーコース、通信システムコースを設置。