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キャンパス内の屋上に太陽光発電システムを導入・見学会を実施
九産大では、令和3年度に持続可能な開発目標(SDGs)に関する「学長宣言」を制定しました。その取り組みの一つとして、現在、CO2排出量の削減に効果の高い太陽光発電設備の導入に向けてキャンパス内4つの校舎屋上に太陽光パネル1,306枚を設置する工事を行っています。
12月14日(木)に理工学部電気工学科の1年生の電気工学導入演習の授業の一環として現場見学を行いました。学生はまず、本学施設課職員から太陽光発電設備導入の背景や、CO2排出量削減の目標値、太陽光発電や発電システムの仕組み、太陽光発電パネルの設置工事などの説明を受けました。
普段は立ち入ることができない、九産大で一番高い建物である1号館の屋上に上がり太陽光パネルの設置現場を見学しました。香椎湾を一望できる屋上で、株式会社九電工の技術者(理工学部電気工学科の卒業生)から、太陽光パネルの架台の据付工事、太陽光パネルの発電量や大きさ、重さなどの説明を受けました。
理工学部電気工学科1年の佐野透弘さん(九州産業大学付属九州高校)は「設置場所に応じてパネルの角度調整を行っている点や、実際にパネルを触ってみてその薄さなど太陽光パネルの設置について色々と知ることができました」と話しました。
同設備の導入で年間189.5t-CO2(キャンパス全体で▲3.6%)の二酸化炭素削減を見込んでいます。また、学内にデジタルサイネージを設置し、発電量や消費電力量をリアルタイムで発信することで、学生・教職員の省エネ意識の向上につなげます。
九産大は宗像市に野球場の宗像グラウンドを所有しています。2013年より、太陽光時発電事業者が敷地内にメガソーラー発電所を建設し、太陽光発電事業を開始しています。本学では、太陽光発電設備を教育研究に活用することを目的としています。これまでに、理工学部電気工学科の1年生の授業で、宗像のメガソーラー発電所を訪問し、技術者の方からの設備の説明や発電所を運営管理するために、大学で何を学べばよいかなどについてお聞きしました。