電気工学科DEPARTMENT OF ELECTRICAL ENGINEERING

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2023.11.04

プチオープンキャンパスを実施

電気工学科の魅力や教育研究活動の紹介

2023年11月4日に開催した九州産業大学理工学部のプチオープンキャンパスに、高校生及び保護者の方にお越しいただきました。8号館7階の演習や自習室として利用できるプロジェクトデザイン演習室にて、電気工学科の末吉先生から電気工学科の魅力や特徴について説明を行いました。また、貞方先生は、電気工学科で取り組んでいるスマートシティーやスマートハウスについて、12研究室の先生がどの様に教育研究活動を行っているのか、特設ジオラマを紹介しながら説明しました。その後、有機半導体を用いて電子デバイスを作製し、特性を解析している貞方先生の実験室へ移動して、身の回りにある有機分子が光ったり(スマートフォンのディスプレイで使われている有機EL)、発電(有機太陽電池)したりする不思議と今後の社会をもっと便利にするだろう有機エレクトロニクスについて高校生と保護者の方にパネルや実験室を紹介しながら伝えました。

令和7年度から九州産業大学理工学部電気工学科の3年次からのコースとして新たに電子デバイスがスタートします。電子デバイスコースでは、半導体人材育成教育を専門に行うカリキュラムを準備しています。電子デバイスコースの学生が、半導体作製や測定に関する学生実験を行う実験室を紹介しました。この実験室は、黄色い蛍光灯を取り付けているためイエロールームと呼ばれています。なぜ黄色い部屋なんでしょうか?半導体製造工程にリソグラフィがあります。半導体でできた薄い円盤であるシリコンウェハにフォトレジスト材の膜を作り、回路パターンを紫外線で焼き付けて半導体チップを作る重要な工程です。通常の白色の蛍光灯は、フォトレジスト材が化学反応を起こす紫外線が含まれています。そのため、回路作製に影響を与える紫外線を無くすために特殊は蛍光灯を使用しています。現在、様々な実験装置やテーマについて検討し、導入を進めています。九州にはTSMCをはじめ半導体チップを作るメーカー、半導体チップを作る装置を作るメーカーが多く存在する、まさに、九州シリコンバレーです。九州産業大学では、九州の半導体産業を盛り上げる半導体人材育成教育に力を入れて取り組んでいきます。

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