電気工学科DEPARTMENT OF ELECTRICAL ENGINEERING

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2024.03.15

令和5年度 九州産業大学 学位授与式

ご卒業おめでとうございます

2024年3月15日(金)に令和5年度 九州産業大学 学位記授与式を執り行いました。約2400名の学部4年生及び大学院生修士2年生が新しい世界への一歩を踏み出しました。

コロナ禍という世界的に大きな困難を期した時代に入学し、様々な新しい生活スタイル、学習スタイルに適応しながら4年間学びを継続した学生達が、本日、各々の将来に向けての大きな一歩を踏み出しました。人類は、その時々で新たな価値を求めて幾度もイノベーションを起こし、幾度もの災難等に対しても、知恵を絞りだし切り抜けてきました。一つの学科の学びや経験だけでは、過去に起こしてきたイノベーションなどは成し遂げることはできません。本学は、10学部22学科、そして、大学院と幅広い分野を有する総合大学です。卒業生の皆さんは、授業やサークルなどの授業外の活動を通じて他学部や他学科の学生と接し、お互いの学びや考え方の違いを理解していると思います。だからこそ卒業生の皆さんには、これからの社会において新たな発想をカタチにする実践力が備わっているはずです。これが九産大生の強みだと思います。

卒業生の皆さんは、これれか各々の道を進んでいくことなります。大学では、基礎から丁寧に教わり、様々なことを学習しました。社会に出たら、必要に応じて自らが動いて必要な知識や技能等を勉強する必要があります。大学を出てからの学びが今後の人生で重要となりますので、引継ぎ勉強する姿勢を忘れず、楽しく皆さんの道を歩んでください。現代社会では、卒業後に大学の内容を学びなおす重要性が取り上げられています。もし、電気電子工学や通信工学等について、基礎をしっかり学びなおしたい、分からないことを教えて欲しいというときは、遠慮なく電気工学科の先生を訪ねてください。

学位記授与式の様子について少し紹介します。九州産業大学 学長 北島先生、九州産業大学造形短期大学部 学長 小田部先生から祝辞として卒業生へのメッセージを述べられました。学位記授与は大学及び短期大学部で代表の学生が授与される形式でした。各卒業生には、アリーナでの式後に、各教室に移動して学科単位で授与式を行いました。卒業生を代表して女子学生から謝辞を頂きました。「九産大で学びえたことはこれからの人生における財産となり、私たちに前へ進む勇気を与えてくれるでしょう。そして、ここで学びえたことを広く社会に還元し、明るく誰にとっても優しい社会を築くために、今後とも精神して行きます。」と決意を述べました。

学位授与式の最後には、在校生からの先輩方へエールとして、体育会サークルによるイベントが実施されました。チアリーダー、バトン、野球、空手、剣道、サッカー部などの学生がダンスなどで盛り上げてくれました。この様なイベントができるのも活気あふれる学生が本学で育っている、また、教職員だけでなく在学生も一体となって学位授与式を作り上げていると感じました。ご協力いただいた在学生の皆さんありがとうございました。
最後は、女子応援団による掛け声の下、卒業生や教職員で校歌斉唱を行い幕を閉じました。

電気工学科では84名の卒業生が巣立って行きました

大楠アリーナでの学位授与式後に、理工学部電気工学科の卒業生84名と保護者の方は、12号館へ移動し学科での学位記交付式を執り行いました。学科での式では、はじめに、司会の貞方先生から各種配布物の説明や全体の流れについてお知らせがありました。その後、学科主任の西嵜先生より祝辞を頂きました。

電気工学科学部生2名と大学院工学研究科の大学院生1名が学会より賞を頂いています。

  • 電子情報通信学会成績優秀賞
  • 電気学会九州支部長賞

受賞した皆さん、おめでとうございます!

各学科で成績が最も優秀だった者に送られる九州産業大学学長賞を貞方研究室の学生が受賞しました。学会から賞受賞者と学長賞受賞者、学科主任 西嵜先生と記念写真を撮りました。受賞されてた卒業生の皆さんの更なるご活躍を期待しています。

理工学部電気工学科では、4年生が1年間を通じで取り組んだ卒業研究の成果に対して、卒業研究最優秀賞、卒業研究優秀賞、卒業研究発表賞、卒業研究奨励賞を設けています。卒業研究最優秀賞および卒業研究優秀賞は、先生方の審査において最も評価が高かった者が卒業研究最優秀賞、その次に評価が高かった者が卒業研究優秀賞。学生による発表内容についての投票を行い、最も評価が高かった者が卒業研究発表賞、卒業研究奨励賞は、各研究室の先生による優れた研究取り組みや成果を出した学生に与える賞です。受賞した卒業生の皆さん、卒研で得た知識や経験を活かして社会を守り新たな世界へ導く開発者や技術者へなれるように頑張りましょう!

理工学部電気工学科では、電気主任技術者について所定の科目の単位を習得することで認定を得ることができます。また、無線従事者長期型養成課程を有しているため所定の単位をとることで無線従事者の資格を取ることができます。今年は、電気主任技術者の認定を29名の学生が取得することができました。無線従事者については3名の学生が取得しました。

  • 電気主任技術者は、独占業務である電気設備の保安・監督などを行う国家資格です。電気設備は、生活に欠かせない電気をつかさどる設備であり、インフラを整えるためには電気主任技術者が必要とされています。
  • 無線従事者とは、電波法で「無線設備の操作又はその監督を行う者であって、総理大臣の免許を受けたものをいう」とされています。国家資格を取得することで、無線従事者として航空機や船舶、防災無線などで無線を使用することができます。
最後に、卒業生の皆さんが大学で電気の専門科目として学んだ電気電子工学や通信工学などは、我々の日常生活と密接に関係しています。卒業生の皆さんは、各分野に関するお仕事に従事すると思います。電気や通信が使えて当たり前の世界で、使う側として生きてきました。これからは皆さんが電気や通信が当たり前に使える世界を支える立場となります。また、近年は、九州をはじめとして日本、世界で半導体産業が盛り上がっています。その背景にも、我々の生活の中に当たり前のように入り込んでいる半導体、その種類や数、使われ方がAIやDXなどの時代変化により大きく変わっているからです。電気工学科の卒業生には、半導体メーカーに就職する卒業生も居ますが、半導体産業は非常に裾野が広い産業で、製造装置メーカーや材料メーカー、電気や空調、情報通信関係、商品の設計開発を行う半導体ユーザーなどが皆さんに関係してきます。電気工学科の卒業生が九州や日本の半導体産業を盛り上げて行くことを期待しています。

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