2023年9月14日に大宰府高校の高校生が九州産業大学を訪問しました。理工学部電気工学科の貞方先生が、身の回りにある半導体について説明しました。クリスマスシーズにキラキラと光っているのもLEDという半導体素子、スマートフォンなどで使われている早く計算をしてくれるCPUも半導体素子、カメラで撮影した写真を記録しているメモリも半導体素子でできていることなどを紹介しました。実際に、ロジックICの中身を取り出して、シリコンと呼ばれる半導体材料で作られた半導体チップの写真を見せ、チップの中はまるで都市の様子を捉えた航空写真の様に、規則正しいパターンで描かれていることをお話しました。

昨今は、生成系AIなどの登場で、一般の方でもChatGPTなどのAIに関するテクノロジーを使える時代となりました。そうすると、これまで職業として生業にしてきた人々の職が奪われることが懸念されています。しかし、人類は、幾度のイノベーションを起こし、その度に、古い職業は消え、新し職業が誕生しているのです。ゆえに、AIによって将来成りたい職業が奪われると思うのではなく、人間が持つ感性や経験、発想力を活用し新たな価値観を創造することで楽しい世界が広がることを語りました。

理工学部と芸術学部で取り組んでいるテクノアートプロジェクトにつていも紹介しました。複数の領域を学ぶことで、これまでになかったサービスやプロダクトを生み出すことができることや、これらはAIではまだ実現不可能なことを説明しました。

最後には、大宰府高校の卒業生で、現在理工学部機械工学科の学生に自己紹介や今取り組んでいる活動について紹介して頂きました。